無農薬、有機肥料でつくるお米、お野菜そして卵
旬なものを無理なく作るこだわり農家

ご夫婦お二人でお米とお野菜、そして卵を提供されている鎌形さん。お二人とも物腰が柔らかく、優しそう、という第一印象でした。
無農薬、有機肥料でお米やお野菜を作られているのですから、優しいというのはイメージではなく、実際にそうなのでしょう。なぜなら、人だけでなく環境にも優しい農業を選択しているのですから。

ですが、人にも環境にも優しい農業をするということは、弱い人にはできません。大雨や日照り、台風といった自然の力を否定せず、自分のできる範囲で、できるものを作るということを受け入れる強さが必要だからです。お二人は、優しさだけでなく、強さとしなやかさを内に秘めていらっしゃる魅力的な方だとお話するにしたがって感じました。

「農薬を使わない、肥料もなるべく使わないという方法を選ぶということは、自然に頼るということ。そうなると旬のものしか作れない。その他のものを作ろうとすると無理が出てくる」
そう話してくれたのは奥様のゆきこさん。

自然が与えてくれる環境の中でできるものを食べる。これがいかに普通のことで、現代のようなスーパーに旬を無視した野菜が多く並ぶ状態が、いかに不自然なことかを実感させられました。

作り手と買ってくれる人とは‘持ちつ持たれつ’の関係

鎌形さんの作るお米やお野菜は、大人気で鎌形さんのお米、お野菜が欲しいと言ってリピートされる方が多くいらっしゃるとのこと。
「私たち作り手は作ったものを買ってもらって生活している。買ってくれる方は、私たちの作ったものを「安心」だって喜んでくれる。そういう持ちつ持たれつの関係だと思っています」

そういう思いで作られているお米やお野菜だから、鎌形さんから買いたいという多くのファンがいるのでしょう。私たちは、ただ単純にお米やお野菜を食べているのではなく、知らず知らずのうちに農家さんの「想い」も一緒に食べているのだと感じ、心が温かくなりました。

話をしましょう

グリーンマーケットには、第一回目から出店してくださっている鎌形農園さん。来場者さんへのメッセージを伺ったところ「話をしましょう！」と。
「生産者はなかなか買ってくださる方とお話をする機会がありません。こういうマーケットは買ってくださる方の考えや、私たちの想いを伝えられるとても良い機会なのです」

と鎌形さんはおっしゃいます。ぜひ、グリーンマーケットに来場し、まさきさんとゆきこさんの温かさに触れ、癒されて下さい。