食材への半端ないこだわり

銚子市銚子電鉄観音駅から徒歩2分。
海と月のグリーンマーケットの主催者である木ノ内悦子さんが経営するGreen café 月音は閑静な住宅街にある。
しっかり探さないと見落としてしまうほど。まるで一見すると控えめな印象を受ける悦子さんのようだ。
だが、その控えめな印象とは裏腹に「食べること」に対する非常に強いこだわりをGreen café 月音は持っている。
マクロビオティックを基本しているGreen café 月音では、動物性食材、白砂糖、精製塩を使用しない料理とスイ－ツ、ドリンクを提供している。
食材はすべて、有機JAS認証の物か化学合成肥料・農薬不使用のものを使い、調味料は、有機JAS認証の物か悦子さん自身が手作りされた味噌やしょうゆ、梅酢などを使っている。
さらに遺伝子組み換えの危険性も考え、遺伝子組み換えの食品も使用していない。
この悦子さんの食材へのこだわりは東京にまで届き、ベジタリアンのための雑誌、『Veggy』に掲載されたほどだ。

食べることは生きること

なぜ、そこまで食材にこだわり良いものをお客さんに提供するのか。
それは悦子さん自身、若いころに体調を崩し、それを克服するために様々なことを試した結果、食を変えるだけでみるみる体調が良くなった経験が元になっている。

「食ってすごいっ！！！」

悦子さんの中で食に対する感動と感謝が芽生えた瞬間だった。
しかし、周りを見渡すとこれだけ身近にあり、重要な食をきちんと考え、実践している人があまりにも少ない。
食って大事なんだよ、食があなたの身体を作っているんだよ、ということを伝えたい。その思いがGreen café 月音や海と月のグリーンマーケットの基盤になっていると悦子さんは言う。

クオリティ日本一のマーケットを銚子で

食に対する強い思いとこだわりを持ってカフェやイベントを主催されている悦子さん。ただ、それを押し付けることなく、柔らかでのんびりした印象で相手の話を聞いてくれる人柄があるから海と月のグリーンマーケットはたくさんの人に支えられ、長い間続けて来られているのだと思う。

将来的にはこの銚子で日本一のクオリティを持ったマーケットにしたい！

と悦子さんは胸を張る。近いうちにGreen café 月音で海と月のグリーンマーケットの出店者さんとお客さんを交えたランチ会なども開催するとのこと。
どんどん成長していく海と月のグリーンマーケット。グリーンマーケットに来られた方は、ぜひ悦子さんの控えめな印象とは裏腹な熱い思いを感じて欲しいと思う。